2024年1月以前にお生まれの方で 4種混合ワクチンをご希望の方は詳細をお読みのうえ電話にてご予約ください

4種混合・ヒブワクチンのネット予約休止について

 

2024年1月以前にお生まれの方で【4種混合ワクチン】をご希望の方は、以下の内容をお読みいただき、
母子手帳をご用意のうえ、お電話でご相談ください
適切なワクチンを提案、予約します

 

電話番号:03-6231-8388

 

【受付時間】
平日・土曜:9:30〜12:00、13:45〜17:15
日曜・祝日:10:00〜12:30、15:00〜16:15

 

現在、4種混合ワクチンの流通が終了し、当院への卸業者からの供給が停止されたため、急遽ネット予約を中止しました
あわせて、ヒブワクチンのネット予約も休止中です。

 

2024年1月以前にお生まれの方へ(4種混合ワクチン未完了の方)

4種混合ワクチンの接種が4回に満たない方は、今後の接種スケジュールに調整が必要です。

 

● 対象となる方

  • ✔︎ 2024年1月以前に出生
  • ✔︎ 4種混合ワクチンの接種が未完了(4回未満)

 

● ご予約方法

4種混合ワクチンを単独で接種される場合

お電話にてご相談ください。
ヒブワクチンの接種歴との関係もあるため、母子手帳をご準備のうえご連絡ください。
※母子手帳をお持ちいただければ、直接来院してご相談いただくことも可能です。

 

4種混合ワクチンとヒブワクチンを同時にご希望の場合は、「5種混合ワクチン」での接種となるため、WEBから予約が可能です。

「5種混合ワクチンを接種してよいかわからない場合」は、事前に母子手帳をご用意のうえ、お電話でご相談ください。

当日お越しいただいてから5種混合ワクチンの接種ができないと判明した場合、当日の接種ができないことがありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

今後の対応について

お子さんのこれまでの接種状況に応じて、以下のように対応いたします。

 

◆ 4種混合・ヒブともに接種回数が残っている方

5種混合ワクチンで対応可能な方は、原則こちらを使用します。

 

◆ ヒブワクチンをすでに4回接種済みで、4種混合が残っている方

5種混合は使用できないため、以下の方法で対応します。

 

5種混合が使用できず、4種混合ワクチン在庫終了時の対応

ヒブワクチンをすでに4回接種済みの場合、5種混合は使用できず、また4種混合も在庫がない場合は、以下のワクチンを組み合わせて対応いたします:

  • 3種混合ワクチン(ジフテリア・百日せき・破傷風)
  • ポリオワクチン(単独)

ただし、
・3種混合ワクチンも在庫が非常に少なく
・ポリオワクチンは常備しておりません
ため、すぐの接種が難しい可能性があります。該当の方は取り寄せまでにしばらくお待ちいただく可能性があります

 

5種混合ワクチンは在庫があります(対象:2024年2月以降の出生児)

2024年2月1日以降にお生まれの方は、5種混合ワクチン(4種混合+ヒブの一体型)を使用しているため、今回のお知らせの影響はありません。
これまで通り、5種混合ワクチンでご予約ください

 

ご案内

本件は、4種混合ワクチンの製造終了による全国的な事情であり、今後の供給再開見込みはありません。
対象となる方は、お子さんの母子手帳をご確認のうえ、お電話または直接ご来院のうえご相談ください。

【スギ舌下免疫療法初回について】8月分を7月22日(火曜)20時から予約開始します

【ご案内】シダキュア(スギ花粉症)舌下免疫療法 初回について

シダキュア初回分の薬剤が流通不足のため、初回治療は完全予約制としています。

8月開始分を7月22日(火曜)20時から予約開始します。

ご希望の方は、スギ舌下免疫初回治療専用の予約枠にてご予約をお願いいたします。

※予約さえあれば、日程変更は受付します。予約の変更をご希望の場合は、お電話にてご連絡ください。

 

下の青色の「スギ舌下初回予約はこちら」ボタンからWEBで予約するか、アイチケットアプリの「初回スギ舌下免疫」からご予約ください。

 

◆ ご予約について

  • 予約開始日時:7月22日(火)20時〜
  • 治療開始日:8月1日(金)〜
  • 初回舌下免疫療法可能分の午後枠を開放いたします。
  • 予約当日午前にご来院いただいても治療開始可能です。

 

 

◆ ご予約可能日・受付時間

実施日:月曜〜土曜(※日曜・祝日は実施していません)

  • 午前:10:00〜11:00まで
  • 午後(平日):15:00〜17:00まで
  • 午後(土曜):15:00〜16:00まで

※上記時間を過ぎると受付できませんので、ご了承ください。

 

◆ 治療を受けられる方の条件

  • 血液検査でスギ花粉症と確定診断されている方
  • 1分間、薬を舌の下に置いておける方(舌下吸収が必要な治療です)
  • 原則として小学生以上の方から高校生までが対象です
  • 3年間定期的に受診して治療継続できる方

 

◆ 他院で検査を受けた方へ

  • 他院でスギ花粉症と診断された方もご予約可能です
  • 検査結果が分かる書類を必ずご持参ください
  • 当日の治療開始には医師の判断が必要です

 

◆ 初回治療の所要時間

受付からご帰宅まで、約1時間〜1時間30分程度かかります。時間に余裕をもってご来院ください。

 

◆ その他の治療について

  • ダニの舌下免疫療法(初回)
  • シダキュアの継続処方

→ 上記は現在も実施中です。通常の診察で対応可能(日祝日不可)です。

ご不明点がありましたら、受付までお気軽にお問い合わせください。

生後2か月の赤ちゃんの「はじめてのワクチン」は当院で接種できます|ロタ・B型肝炎・肺炎球菌・5種混合の4種を同時接種。スケジュール相談もお気軽に。詳しくはお読みください

【生後2か月】はじめてのワクチンは何をいつ打つ?副反応と予約方法を解説

江戸川区の小児科「M’s(エムズ)こどもクリニック瑞江」では、生後2か月からの赤ちゃんの予防接種を行っています。
この時期には「肺炎球菌」「5種混合」「B型肝炎」「ロタウイルス」の4種類のワクチンがあり、同時接種が可能です
初めての予防接種に不安を感じる方も多いですが、同時に接種しても安全性は確認されています。
大切な免疫をつけるために、適切なタイミングでの接種をおすすめします。

 

「はじめてのワクチンが遅くなった」「次のワクチンまで4週間以上空いてしまった」「ワクチンした夜に熱が出ました」といった保護者の方からよくいただくご質問については、▶︎こちらでご案内しています。

◆ 生後2か月で受ける予防接種

以下の4つのワクチンをできるだけ早くスタートしましょう:

  • 肺炎球菌ワクチン
  • 5種混合ワクチン
  • B型肝炎ワクチン
  • ロタウイルスワクチン(ロタリックス)

※ロタウイルスワクチンは月齢があがると副反応(腸重積)のリスクが高まるため、原則として生後14週6日までに1回目を接種してください

 

※ロタウイルスワクチンは当院ではロタリックスを使用しています。2回目から当院で接種希望され初回他院にて「ロタテック」を接種している場合、お電話にて予約ください(03-6231-8388

【当院の取り組み】

  • ◆ 感染症のない方(予防接種など)の広い一般待合室と完全分離した専用待合室を完備しています
  • ◆ 一般待合ではプレイルーム利用可能でお子さんは楽しく過ごせます
  • ◆ 月~土の13:40〜15:00は予防接種(健診)専用時間にしています

感染症のない方(予防接種など)の専用待合室です

予防接種専用待合室の写真

一般待合室のプレイルームエリアです

一般待合は専用時間になら安心して利用できます

ご予約について

予防接種のご予約は、以下の方法でお取りいただけます:


「予防接種(乳幼児健診)予約ページ」
をクリックしてリンク先からご予約いただけます。

 

 

  • またはスマートフォンに アイチケットアプリ を下のリンクよりインストールし、「エムズこどもクリニック瑞江」 を検索・選択して予約

 

◆ ワクチンの副反応について

よくある副反応:

  • ・発熱(接種当日〜翌日に38〜38.5℃の熱が出ることがあります)
  • ・注射部位の腫れ(直径3cmほど、2〜3日で改善)

こんな時は夜間でも受診を:
顔色が悪い/泣き声が弱い/頻回の嘔吐 など

発熱時の対応については、下記のページをご参考ください。

▶︎ ワクチン接種後の赤ちゃんの発熱対応について

◆ ロタウイルスワクチン後の注意事項

ロタウイルスワクチンを接種したあと、ごくまれに「腸重積症(ちょうじゅうせきしょう)」という腸の病気が起こることがあります。とくに 接種後7日以内 に起こることが多いため、次のような症状がないか赤ちゃんの様子をよく観察してください。

  • 何度も激しく嘔吐する
  • 泣き声がいつもより弱い
  • 顔色が悪い
  • いちごジャムのような赤い便(血便)が出る

このような症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診してください。


【腸重積のリスクについて】

腸重積はロタウイルスワクチンの副反応としてごくまれに心配されることがありますが、ワクチンを接種しない場合のほうが腸重積を起こすリスクは高い ことが分かっています。

  • ⚫︎ ワクチン導入前の日本では、1歳までに 500人に1人 が自然に腸重積を発症していました
  • ⚫︎ ワクチンによる腸重積のリスクは 約10万人に1人 と、非常にまれです

このことからも、ロタウイルスに感染することによるリスクの方がずっと高く、予防接種は赤ちゃんの健康を守るための大切な手段であると考えられています。

◆ 同時接種について

当院では、赤ちゃんの免疫獲得を早めるために、複数のワクチンを同時に接種することを推奨しています。

同時接種にご不安がある方は、お気軽に医師・看護師へご相談ください。少ない数でのワクチン接種相談も可能です

◎ ご来院時のお願い

  • -母子手帳・問診票を必ずご持参ください
  • -問診票は体温を除いて自宅でご記入ください
  • -出生時の体重記入欄があります。記載忘れやすいですが記入をお願いします
  • -体温は自宅で測っていてもワクチンの場合、来院時に必ず測定します(体温欄は空白でお越しください)

◆ 以下によくある質問をまとめました

● はじめてのワクチンが生後2か月を大きく過ぎてしまいました。ワクチンはもう遅いですか?

ご安心ください。ワクチンは「生後2か月からの開始が望ましい」とされていますが、生後3ヶ月でも4ヶ月でも接種を開始することが大切です。

赤ちゃんのワクチン(5種混合、肺炎球菌、B型肝炎)は、遅れても規定回数接種することが重要です。
気づいた時点や体調が整ったタイミングで、できるだけ早めに接種を進めていくことをおすすめします

赤ちゃんの体調不良が続いている場合でも、必ずしもワクチンをすべて延期しなければならないわけではありません
主治医と相談のうえ、接種できるワクチンを無理なく進めることが大切です。

ご不安なことがあれば、受付・看護師・医師へお気軽にお声がけください
お子さまにとって無理のないスケジュールをご一緒に考えます。

ただし、ロタウイルスワクチンの初回接種は生後14週6日までという上限がありますので、初回がまだの場合は早めにご相談ください。

 

● 次のワクチンまで4週間より大きく間が空いてしまいました。効果はありますか?

はい、効果はしっかりあります。予定より接種間隔が空いてしまっても、初回の免疫は体に残っており、次の接種でしっかり効果が高まります
やり直す必要はなく、最後まで決められた回数を完了することが最も重要です。

ただし、一部のワクチンには接種期限があるものもあります。

  • ロタリックス(2回接種):24週0日までに完了
  • ロタテック(3回接種):32週0日までに完了
  • B型肝炎・BCG:1歳の誕生日の前日までが無料接種の期限

スケジュールに不安がある場合は、母子手帳と問診票をご持参のうえ、クリニック窓口でお気軽にご相談ください

 

● ワクチンを受けた夜に熱が出ました。どうしたらよいですか?

生後3か月未満のお子さんでは、原則として解熱剤の使用は行いません
まずは衣類を1枚減らす・室温を調整するなどで様子を見てください。

ワクチンによる発熱であれば、たいてい翌日には自然に解熱します
ただし、3か月未満の赤ちゃんの発熱は、ワクチンに関係なく注意が必要です。

詳しくは以下のページをご参照ください。


▶︎ ワクチン接種後の赤ちゃんの発熱対応について


皮膚症状や発熱時などでの受診時の全身診察に関する当院の方針および男性・女性医師の希望可能について

皮膚や発熱時の診察における当院の方針

当院では、小児科としての適切な診療の一環として、一部の皮膚症状や発熱時であっても、医師の判断により上半身の皮膚を視診する場合があります。

 

一方で、お子さまや保護者の皆さまに、少しでも安心して受診していただけるよう、受付時に医師の性別(男性医師・女性医師)をご希望いただける体制を整えております。
(なお、医師を指名された場合、診察までにお時間をいただく場合がございますこと、あらかじめご了承ください)

 

診察に対する感じ方は人それぞれであり、医療として必要な対応であっても、事前に診療方法の共有がなければ、ご不安につながることがあることを私たちも改めて認識しております。

 

そのため、当院では診察方針をあらかじめホームページにてご案内し、ご理解のうえで受診していただけるよう努めております。

 

以下に、皮膚や発熱時の診察に関する基本的な方針、および医師の性別に関するご希望への対応についてまとめておりますので、ご一読いただき、ご理解とご協力を賜れますと幸いです。

 

 

 

皮膚や発熱時の診察に際してご理解・ご同意いただきたいこと

皮膚症状の診察では、首や手など一部に症状が見られる場合でも、アレルギー反応、アトピー性皮膚炎の悪化など、全身の状態を正しく評価するためには、限られた部位だけの確認では十分でないことがあります。そのため、医師の判断により、必要に応じて上半身を含めた皮膚全体の状態を確認させていただくことがあります。

また、発熱やかぜ症状の際にも、溶連菌感染症、麻しん(はしか)、水ぼうそう(水痘)など、発疹の有無や性状が診断に重要となる疾患があるため、皮膚の視診を行う必要があります。

さらに、皮膚の変化からは、血液疾患やアレルギー疾患、まれに膠原病や代謝異常などの全身的な病気が見つかることもあります。こうした背景を適切に判断するためには、皮膚、特に体幹部を含めた広い範囲の観察が重要となる場合があります。

 

当院は小児科クリニックとして、単に症状に応じたお薬を処方するのではなく、症状が現れている部位に限らず全身の状態を把握したうえで、適切な診断と治療を行うことが重要であると考えております。

 

限られた部位のみの診察では、他の症状を見落としたり、誤った診断につながる可能性があるため、必要に応じて全体の診察をさせていただいております。

診察は原則として保護者の同席のもとで行っております。診察室は半個室のつくりになっており、プライバシーに配慮した環境で診療を行っています。

なお、年齢が高くお子さまが単独で診察室に入られる場合で女性を男性医師が診察する場合は必ず看護師が立ち会っております。

 

医師の性別については、できる限りご希望に添えるよう配慮しておりますが、ご希望の医師が不在の場合もございます。
その際は、当院の診察方針にご理解いただけない場合、必要な診察ができず、応急的な対応にとどまる可能性があることをあらかじめご了承ください。

 

 

男性医師・女性医師のご希望について

当院では、かかりつけ登録の有無にかかわらず、男性医師・女性医師のご希望を承っております

 

ご希望がある場合は、受付時(診察前まで)に必ずお申し出ください。

 

ただし、曜日によっては男性または女性医師のみの診療体制となる時間帯がございます。
その際は、別日の受診またはご同意のうえでの診察となりますことをあらかじめご了承ください。

 

また、医師指名された場合は診察までにお時間をいただく場合がございますこと、あらかじめご了承ください。

 

今後も、お子さまと保護者の皆さまが安心して受診いただけるよう努めてまいります。

子どもの夏のトラブルまとめ|ヘルパンギーナ・手足口病・とびひ・あせもなど ― 詳しくは本文をご覧ください

夏に気をつけたい感染症や皮膚トラブル、熱中症など

夏に流行する代表的な子どもの感染症や疾患、よくある相談について、各疾患の詳しい説明ページへのリンクをまとめています。
症状やホームケア、登園基準、受診の目安などを知りたい方は、
ページ下部のリンクからご覧ください。

 

夏が近づき、気温や湿度が高くなるにつれて、子どもたちの体調に影響を及ぼす季節性の病気が増えてきます。江戸川区にあるM’s(エムズ)こどもクリニック瑞江では夏に発症する以下のようなこどもの病気に診察、治療、アドバイスを行なっています

 

夏になると高熱を伴う感染症が多く、熱性けいれんの発症リスクも上がる時期です

 

特に アデノウイルス感染症手足口病ヘルパンギーナ は夏風邪の代表格とされており、注意が必要です。

 

また、気温の上昇とともに 熱中症 のリスクが高まり
あせもとびひなど皮膚のトラブルも多く見られるようになります。

 

さらに、保護者の方からは 日焼け止めの使い方虫よけの選び方 についてのご相談も増えています。

 

気になる症状がありましたら、下のリンクから各ページをご覧いただけます。ご家庭でのケアや受診の判断にぜひお役立てください。


▼ 夏に関連する病気・ケアのご案内

登園できるのはいつ?|手足口病・ヘルパンギーナの登園基準と当院の許可証対応

手足口病・ヘルパンギーナの登園基準について

当院の登園許可証の基準

手足口病・ヘルパンギーナは治癒までに3週間以上かかることが多いため

「発熱がなく、口腔内の水疱・潰瘍による影響もなく、普段どおりに食事がとれること」
をもって保育園・幼稚園・小学校への登園登校許可証を記載しています。

これは以下の公式サイト、ガイドラインを参考にしています


▶︎ 保育所における感染症対策ガイドライン
(手足口病は58ページ、ヘルパンギーナは62ページをご参照ください)

▶︎ 厚生労働省|手足口病に関する感染症情報
▶︎ 厚生労働省|ヘルパンギーナに関する感染症情報

 

病気についての詳しい情報は当院にて記載している以下のページもご参照ください:

▶︎ 手足口病について

▶︎ ヘルパンギーナについて

 

 

保育園ごとの対応について

保育園によってはより厳しい対応を求めるところもあります。当院が嘱託医をしている園以外では、
保育園独自の基準に沿った個別対応はできません。その他の基準がある場合は、
該当の保育園またはその園の園医さんにご相談ください。

 

手足口病の症状について

手足口病は、発熱後に手のひら、足の裏、口の周囲、おしり周りなどに発疹が出ることが多いです。
ただし、発熱がなく発疹のみの場合もあります。

 

ヘルパンギーナの症状について

ヘルパンギーナは、喉の奥に小さな水ぶくれや潰瘍(口内炎)ができるのが特徴です。こうした口内炎の痛みにより、飲んだり食べたりするのが難しくなることがあります。
また、38〜39度を超える高熱が出ることが多く、発熱は通常2〜3日でおさまります。口内炎の症状は3〜5日ほどで自然に軽快することがほとんどです。

 

治療と対応

ヘルパンギーナや手足口病には特効薬はありません。熱が高い場合は、解熱剤(アセトアミノフェンなど)を使っても問題ありません。

手足に発疹が出ることがありますが、通常はかゆみがないため、特別な塗り薬は必要ありません。気になって触ってしまう場合は、ワセリンを使うとよいでしょう。おしりが荒れている場合は、かぶれ用の塗り薬を使用します。

年齢が高いお子さんでは、かゆみを伴うことがあります。かゆみが強い場合には、塗り薬や飲み薬を処方することもありますが、いずれもウイルスに効く薬ではなく、症状を和らげるためのものです。

 

受診が必要な場合の目安

お子さんの状態を確認し、以下のような症状がある場合は早めに医療機関を受診してください:

発熱が3日以上続く、3〜4回以上嘔吐する、視線が合わない、呼びかけに答えない、呼吸が速くて息苦しそう、
水分が取れずにおしっこが出ない、顔が青白くぐったりとしている

 

発疹やウイルスの経過

通常、発熱は1〜2日、発疹は7〜10日ほどでかさぶたになり治癒します。
ウイルスは喉から1〜2週間、便からは1ヶ月ほど排泄されるため、
無症状でもウイルスを持っていることがあります。

 

集団生活と感染対策について

無症状の保菌者もいて、発病者のみを隔離しても感染拡大を完全に防ぐことは困難です。
乳幼児の集団生活では、ある程度の感染拡大は避けがたいものです。

 

登園許可証の法律的な位置づけ(再掲)

ヘルパンギーナ・手足口病については、登園に関する書類の提出が法律で義務付けられているわけではなく、完全な基準があるものではありません
当院では

保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版)

を参考に、医師の診察と判断により
「発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること」
をもって登園許可証を記載しています。

中学生〜高校1年生の女性の方へ|子宮頸がんワクチン当院にて接種可能です(高校2年生以上・成人女性の方も予約可能です)詳しくはお読みください

子宮頸がんワクチン(シルガード9)のご案内

子宮頸がんワクチンは、ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染を防ぐことで、将来の子宮頸がんを予防する大切なワクチンです。
江戸川区の小児科「M’s(エムズ)こどもクリニック瑞江」では、中学生から高校1年生までの定期接種はもちろん、高校2年生以上のキャッチアップ接種にも対応しています。

 

当院で使用している「シルガード9(9価)」は、HPVの9つの型(6・11・16・18・31・33・45・52・58型)に対応しており、従来よりも幅広い予防効果が期待できます。

 

適切な年齢で接種することで、HPV感染の60〜90%を予防し、子宮頸がんのリスクを85%以上減らすと報告されています。

 

当院では子宮頸がんワクチンとして、シルガード9による接種を行っています。

子宮頸がんそのものについてや、ワクチンによる予防の考え方については、以下のページでも詳しくご案内しています。

 

■ 接種対象と予診票の取り扱い

  • 中学1年生~高校1年生の女子は、定期接種の対象です。
  • 高校2年生以上でも、2025年3月末までに1回目を接種していれば、予診票の有効期限が切れていても2026年3月31日まで使用できます。
  • 江戸川区からの予診票に「サーバリックス」「ガーダシル」と記載があっても、シルガード9で接種可能です。
  • 他自治体にお住まいの方は、お住まいの自治体へご確認ください。
  • 予診票がない場合は、自費接種(1回 26,000円・税込)となります。

 

■ 接種スケジュールと回数

  • ▶︎ 15歳未満の初回接種:2回接種(1回目から6〜12か月後)
  •  

  • ▶︎ 15歳以上の初回接種:3回接種(0・2・6か月)
  • ガーダシルから変更した場合も、合計3回接種が必要です。
  • 1回目が15歳未満であれば、2回目が15歳以上でも2回で完了します。

 

● 接種間隔が大きく空いてしまった場合について

子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)は、15歳未満は2回、15歳以上は3回の接種が推奨されています。
1回目と2回目、または2回目と3回目の間隔が空いてしまった場合でも、規定回数を最後まで接種することが重要です。

残りの接種を早めに受けることで、効果と安全性は維持されると報告されています。

<引用:厚生労働省 HPVワクチンQ&A(Q13)より>
「間隔が空いた場合でも、決められた回数を接種すれば、効果と安全性が示されています。」

 

■ 副反応と安全性

  • 主な副反応は迷走神経反射(ふらつき、気分不良など)です。
  • 接種部位の痛み・腫れ・熱感が出やすいことがあります。
  • 全身の副反応(倦怠感・しびれなど)については、

    厚生労働省は次のように説明し接種を推奨しています:

    「接種歴のない人にも類似の症状があり、ワクチン接種との因果関係は証明されていない



    出典:HPVワクチン接種後に生じた症状に関する診療マニュアル(第2版)
  •  

    ■ 接種前の準備

    • 接種は肩に近い上腕に行います。

      ご来院の際はご注意ください:

      接種部位が肩に近いため、肩を出しやすい服装(半袖・ノースリーブなど)でお越しください。

      (セーターや長袖のワンピースなどでは接種しにくい場合があります)
    • 接種後は15〜30分間、院内で安静にしていただきます。
    •  

      ■ 無料接種の対象(定期・キャッチアップ)

      • 小学6年生〜高校1年生相当の女性
      •  

      • 平成9年4月2日〜平成18年4月1日生まれの女性
        令和6年3月31日までに1回でも接種していれば、令和7年3月31日まで残りの回数を無料で接種可能です。

       

      ■ 保護者の同伴・同意について

      • 中学生以下の方は、保護者の付き添いが必要です。
      • 祖父母などが付き添う場合は、委任状が必要です(手書き)。
        委任状をダウンロード(PDF)
      • 15歳以下の高校生が単独で受診する場合は、予診票への保護者署名同意書が必要です。
        同意書はこちらからWEBで記入
      • 16歳以上は、保護者の同意なく単独で接種可能です。

       

      予約について

      予約は

      予防接種予約

      からお願いします。
      成人の方も子宮頸がんワクチンの予約は予防接種予約から可能です。


1歳になったら受けたい3つ(MR、水痘、おたふくかぜ)の予防接種。当院で可能です|はしかから守るMR(麻しん風しん)ワクチンを最優先に。詳しくはお読みください

1歳の誕生日を迎えたお子さんへ、これから始まる大切な予防接種のお話

1歳のお誕生日、おめでとうございます。
この節目の時期は、赤ちゃんの予防接種が再び始まるタイミングでもあります。
江戸川区の小児科「M’s(エムズ)こどもクリニック瑞江」では、1歳以降の予防接種についても丁寧にご案内しています。

1歳になると、次の3つのワクチンを新たに受けることができます:

  • ① MRワクチン(麻しん・風しん)【定期接種・無料】
  • ② 水ぼうそうワクチン(水痘)【定期接種・無料】
  • ③ おたふくかぜワクチン【任意接種・自費】

この中でもMRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)は、最も優先して接種すべき重要なワクチンです。

 

はしか(麻しん)とは?

麻しん(はしか)は、空気感染する非常に感染力の強いウイルス感染症です。
インフルエンザやRSウイルスよりも重症化しやすく、肺炎・脳炎などの合併症を起こすこともあり、入院が必要になることもあります。治療薬はなく、ワクチンで予防することが唯一の手段です。

一時は日本でもほぼ排除されていましたが、最近は海外から持ち込まれた麻しんの流行が全国で再び起こっています。
特に東南アジアなどでは今も麻しんが多発しており、旅行や仕事などでウイルスが国内に入るリスクが高まっています。

 

なお、2000年ごろには日本でも大きな麻しんの流行がありましたが、その後、ワクチン制度が見直され、接種率の向上によって麻しんは「排除状態」まで達成されました。
その経緯については、以下のページで詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。


▶︎ 麻疹(はしか)はなぜ減ったのか?〜ワクチンが守ってきた子どもたち〜

 

なぜ1歳でMRワクチンが必要なの?

赤ちゃんは生まれたとき、お母さんからの免疫(移行抗体)をもらっていますが、
その免疫は生後12か月ごろにはほとんどなくなり、感染しやすい状態になります。

麻しんウイルスは、発熱する前から他人にうつす力があるため、知らないうちに感染が広がることもあります。
免疫のない人は、同じ空間にいるだけでほぼ確実に感染してしまうほど、強い感染力を持っています。

そのため、1歳になったらすぐにMRワクチンを接種することが重要なのです。

 

ワクチンの効果と副反応について

MRワクチンは非常に効果が高く、1回の接種で95%以上の方に免疫がつくとされています。
ただし、免疫は年数が経つと弱まるため、小学校入学前(5~6歳)に2回目の接種(第2期)が必要です。

副反応としては、接種後5~10日後に一時的な発熱や発疹が出ることがありますが、
これらは軽症で、周囲にうつることはありませんのでご安心ください。

 

他のワクチン(水ぼうそう・おたふくかぜ)について

1歳になると、水ぼうそうワクチン(定期)とおたふくかぜワクチン(任意)も接種可能になります。
同時接種も可能で、まとめて受けることで効率よく免疫をつけることができます。

ただし、ワクチンの供給状況によっては順番に接種する場合もあります。
その場合は、麻しんの流行状況や感染力の強さをふまえて、まずはMRワクチンを優先してください。

※なお、生ワクチン(MR、水痘、おたふくかぜ)は同時接種しない場合、最低4週間の間隔をあける必要があります。

 

おたふくかぜワクチンの費用について(江戸川区にお住まいの方へ)

江戸川区にお住まいの方は、おたふくかぜワクチンの接種に3,000円の助成が受けられます。
区から郵送される「おたふくかぜワクチン用の問診票」をご持参いただければ、
当院では自己負担1,000円で接種が可能です。

 

まとめ

1歳になったら、MR、水ぼうそう、おたふくかぜの3つのワクチンを早めに接種しましょう。
中でもMRワクチンは、命に関わる重い感染症「はしか」から守るために最優先で受けていただきたい予防接種です。

1歳のお誕生日を迎えたら、ぜひお早めにご予約ください。