手足口病のケアと登園の目安
手足口病について
手足口病はウイルスによる感染症で、特別な薬はなく自然に治ります。
喉に痛みがある場合は、喉ごしのよい冷たい飲み物やゼリーなどを選びましょう。
高熱が3日以上続く、または強い頭痛・ぐったりしている様子があれば、もう一度ご受診ください。
保育園や幼稚園、小学校への登園・登校は、熱がなく、食事がとれている場合は可能です。
手足口病について
夏に流行しやすいエンテロウイルス属による感染症で、潜伏期間は3~7日ほどです。
1~5歳の幼児がかかることが多く、同時期に「ヘルパンギーナ」も流行しますが、手足口病は比較的熱が出にくく、元気なことが多いのが特徴です。
手のひら・足の裏・ひざ・おしりなどに赤いぶつぶつが出て、口の中に口内炎ができることもあります。
小さなお子さんではかゆみや痛みを訴えないことも多いですが、小学生以上や大人では強い痛みやかゆみを感じることがあります。

▲ 手のひらに見られる発疹(患者様提供)
解熱剤(痛み止め)は、発熱時だけでなく、痛みが強い時にも使用できます。
口の痛みがあるときは、冷たい飲み物や果物のすりおろし、ゼリーなどが食べやすいです。
発疹にも特効薬はありませんが、かゆみが強い場合には塗り薬(ステロイド以外)やかゆみ止めの内服薬を使うこともあります。
発疹は1週間ほどでかさぶたのようになり、自然に治っていきます。
ときに数週間後に手の爪がはがれることがありますが、ほとんどは問題なく自然に戻ります。
登園・登校について
本人の状態がよければ(熱がなく、食欲・元気がある)、発疹があっても登園・登校可能です。
プールについては、発疹がかさぶたのように治るまではお休みしましょう(目安:約1週間)。
- ウイルスは喉から1~2週間、便からは約1か月排泄されます。
- しかし、隔離する必要はなく、重症化も少ないため、本人の体調が良ければ登園して問題ありません。
当院についてのご案内
M’s(エムズ)こどもクリニック瑞江は、東京都江戸川区にある年中無休の小児科です。
赤ちゃんからこどもの発疹、ぶつぶつ、かゆみ、湿疹に関する診察も対応しています。
診察時間やアクセスの詳細は、当院ホームページをご確認ください。