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【5〜11歳の新型コロナウイルスワクチン】予約いっぱいになり一旦終了しました。しばらく予定はありません。詳しくはクリックしてお進みください

在庫分、予約枠がいっぱいのため5〜11歳の新型コロナウイルスワクチン予約を一時中止します

 
 

新型コロナウイルスワクチンに関するお問い合わせは以下、江戸川区へお願い致します
 
電話番号:03-6633-3380または050-8881-8187または050-8881-8190

 


新型コロナウイルス感染においてオミクロン株が主流になり、子どもの間で爆発的に感染がひろがっています
日本では2022年3月15日現在で10歳未満で約70万人、10代で約75万人の感染報告があります。亡くなった方の報告は10歳未満で3人、10代で7人あります。基礎疾患のある方だけでなく第6波になってから基礎疾患のない10歳未満、10代でそれぞれ1人の死亡が報道されています

 

ファイザーの新型コロナウイルスワクチンはデルタ株において有効な報告がされていましたが、これまでオミクロン株では効果が不明でした
最近になり少しづつ新型コロナウイルスワクチンのオミクロン株に対するワクチンの効果報告が海外から発表されています

(ここではファイザー社の5〜11歳用新型コロナウイルスワクチンを便宜上子ども用新型コロナウイルスワクチンと記載させていただきます)

 

アメリカCDCからの2022年3月11日の報告では「子ども用新型コロナウイルスワクチン」2回終了後のワクチンによる感染予防効果は31%と報告されています

一方、ニューヨーク保険当局の報告ではオミクロン株への罹患リスクを抑制する効果は子ども用新型コロナウイルスワクチン接種完了後2週間後には51%あるもののその後経時的に低下して1ヶ月でほとんど失われるという査読前の論文を公開しています
ちなみ成人用の新型コロナウイルスワクチンを接種している12~17歳では接種完了後5〜6週間後の発症を防ぐ効果が49%あったとのことです

 

また、米国の別の研究では、子ども用新型コロナウイルスワクチン2回接種後、入院を防ぐ重症化予防効果はデルタ株が広がった時期からオミクロン株の時期まで見た場合74%だったとしていますが、入院に至った子どもが少なく統計学的に有意ではなかったとしています

 

ワクチンのデメリットに関して、接種時の痛みは注射ですので必ずあります
その後の副反応として、接種部位の腫れや痛みの持続、倦怠感、頭痛、熱は成人用よりも少ないもののあります

 

重篤な副反応として心筋炎があげられ、アメリカでは因果関係は不明であるものの870万回の接種で11人の発症がみられ、全員回復しているとのことです

 

長期的な副反応はmRNAの特性から考え、将来になり発現することは考えにくいです

理論的には、短期的な副反応以上に考える必要はないと思いますが、成人用でも5~11歳用でも採用されているmRNAワクチンというワクチン自体が通常に使用され始め1年強しか経っていないため実際のところわからないということになります

 

海外ではアメリカ、カナダ、フランスでは5〜11歳の子ども全員に接種を推奨していますが、イギリスやドイツは重症化リスクの高い子どもや免疫の弱い人と同居する子どもにのみ接種を推奨と子ども用新型コロナウイルスワクチンは世界でも評価はわかれています

 

オミクロン株が主流になっている現在において、子どもの症状の重さ・他の子どもの疾患(ヘルパンギーナ、RSウイルス感染症など)との比較、重症に至る可能性、ワクチンの効果、副反応などを総合的に考え、5〜11歳の子どもにとって【子ども用新型コロナウイルスワクチン】のメリットがデメリットを上回るか判定困難なためエムズこどもクリニックでは5〜11歳の新型コロナウイルスワクチンを積極的に推奨していません

 

保護者、お子さんで5〜11歳用新型コロナウイルスワクチンのメリット、デメリットを理解して納得の上で希望される場合に接種することが大切だと考えます

 

厚生労働省が示した必要性、効果、副反応についてはこちらをお読みください↓

厚生労働省新型コロナワクチン5〜11歳のQ&A

 

 

 


【注意事項】
①ワクチンはファイザー社製のものですが成分量が大人用ワクチンの1/3になります(注射量は0.2mL)

 

②1回目のときに11歳であれば、2回目のときに12歳になっていてもそのまま5〜11歳用のワクチンを接種することになっています

 

③前後2週間は他ワクチンの接種はできません。同時接種もできません

 

④新型コロナウイルスに罹患した場合は解熱後2週間以上あけて接種してください(新型コロナウイルスに発熱などを伴い陽性になった場合は少なくとも数ヶ月は抗体が上昇しているとのことで、すぐ接種は必要ないと考えます)

 

⑤母子手帳と接種券は必ず持参が必要です(忘れた場合、接種ができません)。また親権者にあたる方の付き添いが必須です

 

⑥その他症状や感染、基礎疾患がある場合はあらかじめ受診して相談してください