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溶連菌(ようれんきん)感染症について

溶連菌感染症と診断された場合

 

【1】抗生剤は10日間服用が必要です。処方された抗生剤は途中で止めずにすべて服用してください

 

【2】登園・登校許可証は抗生剤開始後24時間以上経過すれば記載可能です

 


 

 

溶連菌感染症について

 

溶連菌感染症は溶血性連鎖球菌という細菌に感染することで、喉や扁桃から菌が侵入することで発症します

 

症状のおもなものとして、発熱、喉の痛みがあります。その他に発疹がでたり、腹痛、嘔吐の胃腸炎症状をともなうこともあります

 

溶連菌自体は抗生剤がよく効く菌ですので、抗生剤を飲み始めると1~2回で効いて解熱してきます。感染力も極端にさがってくるので、抗生剤をおおむね3回服用すれば、登園登校は可能です(内服開始後24時間以降)

 

ただし、溶連菌に強く感染した場合は、しっかり除菌しないと膿瘍を形成したり、腎炎をおこしたり、リウマチ熱という長期に治療の必要な合併症をおこすことがあります

 

そのため、はっきり診断された場合は抗生剤を決められた日数(10日)服用する必要があります

 

 

【溶連菌感染症と急性糸球体腎炎】

 

腎炎を合併すると血圧が上昇し、つよい頭痛がでたり、尿がでなくなったり、赤い尿がでることがあります

 

ただ、溶連菌と診断され、しっかり抗生剤を服用した場合、腎炎を合併することはほぼないです

 

当院では溶連菌後の尿検査急性腎炎発見ができるわけではないので、しておりません

 

溶連菌は繰り返すこともありますが、熱や喉の強い痛みがある場合は、そのたびに抗生剤を飲めば大丈夫です

 

喉から菌が検出されただけで、症状がない場合は隔離や抗生剤服用は必要ありません

(兄弟で感染を繰り返す場合は、兄弟全員に服用してもらうことがあります)

 

M’s(エムズ)こどもクリニック瑞江

院長 高松昌徳