江戸川区|瑞江・小児科・休日診療・予防接種・ワクチン・365日・年中無休・クリニック・病院・乳幼児健診

TEL : 03-6231-8388

おたふくかぜについて

おたふくかぜは予防接種で防げる病気です。

 

近年1歳で接種される方が増えており、幼児の発症は減っていますが、2回目の接種は少なく、小学生以上での罹患は定期的にみられます

 

1歳と年長さん(5~6歳)での2回接種にて、高確率で予防できます。ぜひ、接種してください。

 

 


 

 

おたふくかぜにかかると、人によっては高熱と痛みが強くでることがあり、時にぐったりして入院が必要になります。

特効薬がなく、安静と解熱鎮痛剤が治療となり、予防接種が唯一の予防手段となります。

 

 

また感染力がつよいため約1週間の隔離=お休み、自宅待機が必要になります。

 

 

近年、難聴の発生が多いという報告があり、現在調査されています。難聴は気づきにくくあとになって、おたふくかぜが原因の難聴と診断されることがあります

 

 

予防接種で予防できる疾患ですので、こどもを合併症から守り、不要な長期休みを防ぐためにも予防接種をお願いします。

 

当院では、1回4,000円にて接種しています。

 

以下はおたふくかぜを疑われた時について記載します

 

 


 

 

頬の腫れ(耳の下)が、1~2日みて、片方しか腫れていない場合やすぐに腫れがひいた場合は「おたふくかぜ」ではない可能性もありますので、再度受診してください

おたふくかぜであれば、薬はありません。安静にして、高熱や痛みが強いときに解熱鎮痛剤を使用してください

 


 

 

おたふくかぜは2~3週間の潜伏期の後に、耳の下やや前方にある耳下腺(唾液をつくるところ)が腫れて発症します

最初は片方だけのこともありますが、1~2日経過すると両方が腫れてきます

両方とも腫れて、さらに顎の下まで腫れてくるようならおたふくかぜと診断できますが、ほかにも耳下腺炎をおこす病気もあるため、診断が難しい疾患です

 

 

腫れや痛みに加えて熱(時に39度を超える高熱)などの症状が出現することもあります

髄膜炎を合併すると起き上がれないほど強い頭痛を認めます

 

 

治療はなく、安静にして、唾液がでやすいものや固いもの食べるのを控えてください。高熱または痛みが強いときは解熱鎮痛剤を使うなどの対症療法になります

 

※おたふくかぜの診断は難しいため、明らかに両方の耳下腺が腫れて診断が確定した場合ではなく、「おそらく」、「たぶん」 おたふくかぜということであれば、ワクチン接種をすることが望ましいです

※登園登校の目安として「耳下腺、顎下腺又は舌下腺のはれが確認できた後5日をすぎ、かつ、全身状態がよくなるまで」とされています

 

M’s(エムズ)こどもクリニック瑞江

院長 高松昌徳