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突発性発疹について

お子さんが「突発性発疹の可能性があります」といわれたご家族の方へ

 

 

突発性発疹は熱が4日ほど続いて、下がってから発疹が出て始めて診断可能な疾患です

 

39度以上の熱が続くことがありますが、熱が高いから、長引くからといって頭や体に障害を起こすことはありません

 

突発性発疹が確定した場合、登園は熱が下がって、24時間以上経過すれば(発疹があっても)可能です

 

 


 

 

何をしても機嫌がずっと悪いときや熱以外に目が赤い、熱とぶつぶつの両方がある、熱が4日以上続く こういった場合は検査が必要になることもありますので、昼間に受診してください

 

顔色がわるく、手足がだらんとして視線がはっきりしない、痙攣(けいれん)したということがあれば緊急受診してください

 

解熱剤を使ってもかまいませんが、あくまでも睡眠をとらせたり、不機嫌をおちつかせるといった本人を楽にする目的で使ってください。

 

解熱剤をつかっても、熱性けいれんや脳炎・脳症、その他重篤な合併症を予防できることはありません

 

 


 

 

【突発性発疹について】

 

 

突発性発疹はヘルペスウイルス6型または7型による感染症です

 

診断は3~5日の解熱後、赤い細かい発疹が体から顔にかけてでてくることでされます。逆にいうと突発性発疹は3日以上みないと診断ができないということになります

 

ほかに様々な疾患も考えられますが、発熱初期ではなかなかわかりません

 

 

【赤ちゃんの発熱で注意が必要な場合】

 

 

やたら不機嫌であったり、ぼんやりしていて、反応が鈍いなどがあれば注意が必要で、熱以外に何度も吐いたり、熱と同時の発疹、目の赤み、首の腫れなどがあれば突発性発疹ではない可能性が高くなります

 

 

【補足】

 1歳前後で高熱がでたときにけいれんする方が15人に1人程度いらっしゃいます。けいれんが長い場合や止まっても意識が戻らない場合は、救急外来で診療することをおすすめします。ただし、大半をしめる「熱性けいれん」は、数分で止まり、けいれん自体で、呼吸、心臓、脳神経に影響はありません

 

M’s(エムズ)こどもクリニック瑞江

院長 高松昌徳