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ロタウイルス胃腸炎:予防接種で防げる病気について

ロタウイルスは5歳までに少なくとも1回はかかる胃腸炎ウイルスです。成人では罹患することは少ないため、なじみがありませんが、小児ではノロウイルスより嘔吐、下痢が激しく重症化するウイルスです。罹患すると点滴入院を必要とする可能性が高く、ときには脳炎、腎障害などの重症合併症をおこすこともあります

 

 

飲むワクチンが日本では2011年冬から開始され、重症化を90%減らすことができるとされており、印象としてもこのワクチン発売後ロタウイルス腸炎は減少しているとおもわれます

 

 

ワクチンは生後6週から使用可能ですが、スケジュールに組み込みやすい生後2ヶ月から他のワクチンと同時に開始するのがよいでしょう。(当院で勧めているロタウイルスワクチンの「ロタリックス」は接種を生後20週までに開始(副反応が増えるため、原則として生後14週6日までに開始)し、24週までに2回完了する必要があり、それ以降の接種はできません

 

 

 

ロタリックスとロタテック

ロタウイルスワクチンには2回服用のロタリックスと3回服用するロタテックワクチンがありますが、当院では、2回で済むというメリットと色々なタイプに効果を発揮する可能性がありうることから「ロタリックス」というワクチンを採用しています。

 

 

 

ロタリックスの標準スケジュール

生後2ヶ月になれば、すみやかに(ヒブ、肺炎球菌ワクチンと同時に)1回目、その4週間後以降(生後3ヶ月になれば)に2回目を服用。2回で終了です。

 

※月齢が高くなると副反応である腸重積症の発生確率が高くなるため当院では1回目の接種は原則として生後14週6日までとしています

 

 

※里帰りなどでロタテックをすでに接種されている場合や希望によりロタテックも接種可能です。在庫少ないため、あらかじめ電話でご連絡お願いします

 

 

M’s(エムズ)こどもクリニック瑞江

院長 高松昌徳