【鼻からする(痛くない)インフルエンザワクチン | フルミスト】10月1日接種開始、予約受付中です。今年から江戸川区の助成があります。詳しくはお読みください
フルミスト(鼻噴霧型インフルエンザワクチン)について
鼻から噴霧する 痛くない インフルエンザワクチン「フルミスト」を完全予約制で10月1日から接種を開始します。
当院では江戸川区の助成を利用し4,000円(1回で完了)にて接種できます
現在、10月1日〜31日までの接種分をご予約いただけます。

なお、フルミストは日本で、2歳から18歳までの方に承認されています。
19歳以上の方は日本では未承認のため、接種できません。
保護者の方や付き添いの方は同時に注射型インフルエンザワクチン可能です
単独の注射型インフルエンザワクチン予約につきましては、9月末にご案内を掲載予定です
フルミストは 1回の接種で完了 し、今年の冬のインフルエンザシーズンを通じて効果が期待できます。
一般的に 注射型ワクチンより長く持続する との報告もあります。
流行が始まる前の早めの時期の接種が、シーズンを安心して過ごすことにつながります。
フルミスト予約について
フルミスト接種は
必ずお一人につき1枠のご予約が必要です。
なお、お子さまのフルミストに付き添う保護者や兄弟姉妹の方が、注射型インフルエンザワクチンを同時に希望される場合は、予約不要で接種いただけます。
・鼻噴霧型(フルミスト):
(助成なし 8,000円/回)
・注射型(不活化ワクチン):
(助成なし 4,000円/回)
※ 同時に受診される保護者や助成対象外の兄弟姉妹の方も「同時割引」で注射型は2,000円で接種できます。
※ 江戸川区助成対象の高校生までの方が送付された問診票をお忘れの場合は、割引が適用されず4,000円となります。
持ち物
- 📝 問診票(助成対象年齢の方)
- 📖 母子手帳
- 💳 マイナ保険証(または保険証)
- 🏥 医療証
確認
※ 他のワクチンを同時に接種可能です
※ 付き添いの保護者や、フルミストを受けない兄弟姉妹も、同時に注射型インフルエンザワクチンを接種できます。
フルミストと注射型、どちらを接種するか検討する際に、以下の内容を参考にしてください。
使用している株と効果、おすすめする方しない方について
ウイルス株
注射、噴霧型どちらもA型2種類(H1N1・H3N2)+B型1種類(Victoria系統)を使用しほぼ同じ株が使われています
効果
日本小児科学会などで、注射型と鼻噴霧型は効果は同等とされています
フルミスト(鼻噴霧型ワクチン)をおすすめする方
- ✅ 注射が苦手、できるだけ痛みの少ない方法を希望する方
- ✅ 注射のインフルエンザワクチンで毎年強い腫れや痛みが出る方
- ✅ 毎年2回の注射が大変だと感じている方(フルミストは1回で完了)
❌フルミストできない方、⚠️おすすめしない方
- ❌ 喘息が安定していない方、最近ゼイゼイしたことがある方
- ❌ 妊娠の可能性がある方
- ❌ 同居家族に高度な免疫抑制治療を受けている方がいる場合
- ❌ 2歳未満または19歳以上(日本では2025年現在、適応になっていません)
- ⚠️ 最近1ヶ月以内にけいれんを起こされた方
- ⚠️ フルミストは注射より発熱や鼻の症状などの副反応が出やすいため、それを気にされる方
- ⚠️ 最近、抗インフルエンザ薬を使用した方▶ ページ下部を確認
- ⚠️ 周囲でインフルエンザが流行している方
(フルミスト接種後は7〜10日ほど抗原検査で陽性になる可能性があり、実際の感染との区別が難しく、治療薬の使用判断がしにくくなるため)
フルミストと注射インフルエンザワクチンの比較
比較 | 鼻への噴霧型 フルミスト |
注射型 不活化ワクチン |
対象年齢 | 日本では 2〜18歳に限定 |
6か月以上(ほとんどの方が接種可) |
接種回数 | 1回で完了 | 13歳未満は2回 13歳以上は1回 |
費用(助成後) | 4,000円/回 | 2,000円/回 |
費用の比較 |
13歳以上:4,000円 13歳未満:4,000円 (注射と同額) |
13歳以上(1回):2000円 フルミストより安い 13歳未満(2回):4,000円 |
痛み | 注射なしで痛みがほとんどない | 注射部位の痛み・腫れが出やすい |
見込まれる効果の特性 | 鼻やのどの入口でウイルスを防ぎ かかりにくくなる可能性が推測されます |
かかった場合でも、重い症状になったり入院が必要になるのを防ぐ 重症化予防効果が証明されています |
よくある副反応 | 鼻水・鼻づまり・軽い発熱 | 注射部位の腫れ・赤み・痛み |
抗原検査への影響 | 接種後7〜10日ほど陽性になることがあります | 影響はありません |
インフルエンザ薬の使用 | 使用に制限あり(表の下) | 制限なし |
接種できない/避ける人 |
・喘息が強い、最近ゼイゼイした ・強い免疫抑制剤を使用中の方 ・アスピリン内服中(川崎病など) ・妊娠の可能性のある方(接種後も2ヶ月避妊必要) ・同居家族に高度免疫抑制治療中の方がいる場合は接種不可ではありませんが推奨しません |
ほとんどの方が接種可能 |
フルミストを接種した後に、一定の期間内に抗インフルエンザ薬を使用すると、十分な免疫がつかない可能性があります。
接種後2週間以内に発熱などで受診する際には、必ず「フルミストを接種していること」を受付・医師にお伝えください。
注射型への変更や接種中止をご提案することがあります。