赤ちゃん・子どもの正しい体の洗い方とスキンケア|やさしく洗って肌を守る入浴方法
泡立て・洗い方・拭き方まで、皮膚トラブルを防ぐ入浴のコツを解説
赤ちゃんや子どもの皮膚は大人よりも薄くて敏感です。間違った洗い方やスキンケアは、湿疹や乾燥などの皮膚トラブルにつながることもあります。ここでは、肌を傷つけず、しっかり清潔に保つための正しい洗い方をご紹介します。
1. 石けんはしっかり泡立てて使う
皮膚を傷つけないよう、石けんは必ずしっかり泡立ててから使用しましょう。ホイップクリームのような泡にすることで、肌への摩擦を抑え、汚れも効果的に落とせます。
- ▪️ 固形石けんは泡立てネットを使うと便利です。
- ▪️ 液体石けんはビニール袋やペットボトルにお湯と一緒に入れて振ると泡立ちます。
- ▪️ どちらの場合も、洗面器に少量のお湯と石けんを入れ、手でかき混ぜて泡立ててもOKです。
2. 身体は「もむように」やさしく洗う
スポンジやナイロンタオルは肌を傷つけやすいため、基本的には使用せず、手で洗うのが安心です。なでるだけでは汚れが落ちにくいため、泡を使いながら「もむように」やさしく洗いましょう。
特に以下の部位は丁寧に洗う必要があります:
- ✔︎ 首、わきの下、ひざ裏などの関節部
- ✔︎ 皮膚が重なってしわになりやすいところ(首の前、太ももの付け根など)
こうした部分は、しわを伸ばしながらやさしく洗うと、汚れがきれいに落とせます。
3. 顔や目の周りも泡でやさしく
顔も石けんの泡で洗って大丈夫ですが、目に入らないように注意してください。次のような手順がおすすめです:
- ・まず、おでこ・ほほ・あごを泡で洗います。
- ・シャワーをすぐ使えるようにしてから、目の周りや鼻の下に泡をつけます。
- ・目を閉じさせて、眉毛→目頭→目尻の順に、円を描くようにやさしく泡をなじませます。
すすぐときは、頭の上から顔に水が流れるようにシャワーをかけ、素早く泡を流しましょう。
4. 洗った後はしっかりすすぐ
石けんやシャンプーの成分が肌に残ると、かゆみや赤みの原因になります。とくに髪の生え際、耳の後ろ、首回り、わきの下など、泡が残りやすい部分は入念にすすぎましょう。
5. タオルで「押さえるように」拭く
拭くときにゴシゴシこすると、肌表面の角質が傷つき、乾燥や湿疹の原因になります。清潔なタオルで押さえるようにして水分を取りましょう。
顔を拭いた後は、お子さんが目をこすらないよう、タオルを持たせないようにするのがコツです。
6. 敏感肌には低刺激の石けんを選びましょう
赤ちゃんや子どもの肌には、無香料・無着色・防腐剤無添加の石けんやボディソープが適しています。乾燥肌や湿疹があるときは、さらに低刺激性の製品を使いましょう。
当院おすすめの製品:
- ミノンベビー全身シャンプー
- ミヨシ 無添加せっけん泡のボディソープ
※湿疹や赤みが強いときは「ハンドソープ」もおすすめ - キュレル 泡ボディウォッシュ/ボディウォッシュ
- ノブ ベビーマイルドウォッシュ
商品の選び方がわからない場合は、皮膚の状態を見て医師と相談しましょう。
当院についてのご案内
M’s(エムズ)こどもクリニック瑞江は、東京都江戸川区にある年中無休の小児科です。
赤ちゃんの皮膚の湿疹、かさつき、赤みなど皮膚トラブルに関する診察も対応しています。
診察時間やアクセスの詳細は、当院ホームページをご確認ください。