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とびひ(伝染性膿痂疹)とは?原因・症状・治療・登園の目安を解説

とびひは子どもに多い皮膚の感染症|早めの対処と家庭でのケアが大切です

とびひとは?

とびひは、皮膚にできた小さな傷や湿疹から細菌(黄色ブドウ球菌や溶連菌)が入り込んで起こる皮膚の感染症です。
虫さされやあせも、アトピー性皮膚炎などをかきこわすことで発症しやすくなります。

 

とびひのうつり方(伝播経路)

とびひは、肌と肌がふれたり、菌がついた手でほかの場所をさわったりすることでうつる病気です。

  • ▶︎ ほかの人への感染:
    とびひの部分に直接ふれたり、同じタオルや服、布団などを共有すると、菌がうつることがあります。
    特に、きょうだいやお友だちなど、肌がふれやすい関係では注意が必要です。
  • ▶︎ 自分の中で広がる場合:
    かいてしまったときに、爪についた菌が別の場所につき、自分の体の中でも広がってしまうことがあります。
    とくに、水ぶくれがやぶれて中の液が出ているときは、感染力が強くなっています。

 

ホームケア

  • ✅ 1日1回、泡立てた石けんで患部をやさしく洗う
  • ✅ 汗をかいたらシャワーで洗い流す(石けんは1日1回まで)
  • ✅ 爪を短く切り、石けんで爪までよく手を洗う
  • ✅ 絆創膏は貼らない(通気が悪くなり細菌が増えるおそれ)
  • ✅ 触ってしまうときは、大きめのガーゼをやさしく当てるか、衣服で覆う
  • ✅ 虫さされやあせもは掻く前に治療し、アトピーもかゆみが強いときは早めに治療
【ポイント】とびひの治療は毎日のシャワーや石けんでのやさしい洗浄、短く整えた爪で清潔を保つなどホームケアが重要です

 

薬剤による治療について

とびひの範囲が狭い場合は、抗生物質入りの塗り薬を使用します。
湿疹やかゆみが強い場合には、かゆみ止めの飲み薬やステロイド軟膏を併用することもあります。

広範囲に広がっている場合は、医師の判断で抗生物質の内服(4〜7日程度)が処方されることがあります。

 

登園・登校・プールについて

  • ✅ とびひの部分がすべてかさぶたになっていれば登園・プール可能
  • ✅ まだ「じゅくじゅく」していても、衣服で完全に覆えていれば登園・登校は可能
  • ✅ プール・水遊び・汗をかく外遊びは完全に乾くまでは禁止

当院についてのご案内

M’s(エムズ)こどもクリニック瑞江は、東京都江戸川区にある年中無休の小児科です。
赤ちゃんから高校生まで、発疹、とびひに関する診察も対応しています。

診察時間やアクセスの詳細は、当院ホームページをご確認ください。


▶ 当院ホームページを見る

出典:日本皮膚科学会日本小児科学会「伝染性膿痂疹に関する診療ガイドライン」より構成