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「みずいぼ」について

みずいぼ(伝染性軟属腫)について

「みずいぼ」は、ウイルスによってできる小さな水ぶくれのような発疹です。医学的には「伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)」と呼ばれ、子どもによく見られる皮膚の感染症です。

 

● どんな症状?

つやのある丸く小さな発疹(直径2〜5mmほど)が、ぽつぽつと皮膚にできるのが特徴です。痛みやかゆみはほとんどありませんが、数が増えたり、かゆみが出たりすることもあります。

発疹は最初は数個でも、触ったり、ひっかいたりすることで他の場所に広がることがあります。

 

● できやすい場所

  • 脇の下
  • ひじの内側やひざの裏
  • わき腹やおなかまわり
  • 太ももや背中
  • 首まわりや顔

特に、皮膚がやわらかくて乾燥しやすい部位や、アトピー性皮膚炎があるお子さんにできやすい傾向があります。

 

● 年齢と家族内感染について

  • 特に保育園・幼稚園の年齢(2〜6歳)に多くみられます。
  • 小学校低学年までにかかることがほとんどです。
  • 一度感染して治癒すると終生免疫が得られるため、学童期以降や成人で再発することはまれです。
  • 兄弟姉妹のように肌の接触が多い関係では、家族内での感染がみられます。
  • 感染者がいる家庭では、1歳前後の乳児でもみずいぼができることがあります。

 

● 自然に治る?

みずいぼは、半年〜1年ほどで自然に治ることが多いです。特別な飲み薬や塗り薬で治すことは難しく、ウイルスに対する免疫がつくことで自然に消えていきます

 

● 治療は必要?

ピンセットで一つひとつ取り除く「摘除(てきじょ)」という治療法がありますが、痛みを伴うため、小児科では自然経過を見守る方針をとることが多いです。

一方で皮膚科では「広がる前に除去したほうがよい」として摘除をすすめられることもあります。
どちらの方針も間違いではなく、お子さんの状態やご家庭の希望に合わせて決めていくことが大切です。

※当院では摘除は行っておりません。希望される場合は皮膚科でご相談ください。

 

● ステロイド外用薬についての注意

ステロイド外用薬はみずいぼそのものの治療薬ではありません。
ステロイドには局所の免疫を抑える作用があり、ウイルスの増殖を助けてしまう可能性があるため、みずいぼに直接塗ることは避けるべきとされています。

  • 原則としてみずいぼには直接塗らない
  • かゆみ・赤みが強い場合は、必要最小限で炎症を抑えるために使う
  • 塗るときはみずいぼのある部分を避けるようにしましょう

 

● 登園・プールは大丈夫?

みずいぼがあっても、登園や登校には制限はありません。プールも原則として入って大丈夫です。

ただし、タオル・浮き輪などの共有は避けるようにしてください。

 

● まとめ

みずいぼは、よくあるウイルス感染による皮膚のできもので、自然に治ることが多いです。
見た目にびっくりされることもありますが、慌てずに経過を見守ることもひとつの選択肢です。

当院についてのご案内

M’s(エムズ)こどもクリニック瑞江は、東京都江戸川区にある年中無休の小児科です。
当院ではみずいぼの除去治療はしていませんが不明な発疹がある場合ぶつぶつの診察、今後の対応の説明などしています。

診察時間やアクセスの詳細は、当院ホームページをご確認ください。


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