江戸川区瑞江の小児科|365日診療のM's(エムズ)こどもクリニック瑞江

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嘔吐物の処理について(ウイルス性胃腸炎の場合)

嘔吐物の処理について(ウイルス性胃腸炎の場合)

お子さんがウイルス性胃腸炎で嘔吐したときには、できるだけ早く処理をすることがとても大切です。吐物の中にはウイルスが多く含まれており、乾燥して空気中に舞う前に片づけることで、感染の広がりを防ぐことができます。

 

1. 吐物の処理方法

  • マスクと使い捨て手袋を着用します。
  • 吐物の上に広めにペーパータオルをかぶせます。
  • 0.1%に薄めた塩素系漂白剤(例:キッチンハイター)をかけます。
  • 外側から内側に向かってやさしく拭き取ります。
  • 使用済みの物は密閉して捨て、石けんと流水でしっかり手を洗いましょう。

※カーペットやラグは漂白剤で変色することがあるため、水拭きの後にスチームアイロン(85℃以上で1分以上)などの高温処理がおすすめです。

 

2. 衣類や寝具に吐物がついてしまったとき

  • ビニール袋に入れて密封し、感染を広げないようにしましょう。
  • 以下のいずれかで消毒します:
    • 85℃以上のお湯に1分以上つける
    • 0.02%に薄めた塩素系漂白剤に30〜60分つける
  • 消毒後は、他の衣類とは分けて洗濯してください。
  • 寝具やふとんはしっかりすすいでから天日干しか乾燥機で乾かしましょう。

 

3. 消毒液の作り方

市販の塩素系漂白剤(6%の次亜塩素酸ナトリウム)を薄めて使用します。

  • 0.1%消毒液(吐物・トイレの消毒など)
    → 水500mlに対して漂白剤10ml(キャップ2杯分)
  • 0.02%消毒液(衣類・おもちゃなど)
    → 水2Lに対して漂白剤10ml(キャップ2杯分)
消毒液の作り方

▲ ご家庭でもできる消毒液の作り方(参考画像)

※金属部分に使用した場合は10分ほど置いてから水拭きしてください。換気をよくして使用し、酸性洗剤とは絶対に混ぜないようご注意ください(有毒ガスが発生する恐れがあります)。

 

4. 最も大切なのは「手洗い」です

嘔吐物の処理後や排便後、食事前には、石けんと流水でしっかり手を洗うことが、家族みんなへの感染予防につながります。

ご不安なことがあれば、当院看護師までお気軽にご相談ください。
適切な対応方法をご案内いたします。