子どもの発熱時の過ごし方|おうちでできるやさしいケア
安心して看病するために|ご家庭でできる5つのポイント
お子さんが熱を出すと、不安になったり、どうしてあげればよいか迷うこともあるかと思います。
ここでは、ご家庭でできるやさしいケアの方法を紹介します。
発熱時の注意点、受診の目安、解熱剤について書いてあるこちらのページも参照ください。
▶︎ どうしよう発熱 〜あわてないために〜
1. 熱があるときは、無理をさせず静かに過ごしましょう
発熱中は、できるだけ自宅で安静に過ごすのが基本です。
必ずしも横になっている必要はありませんが、体力を使いやすいため、外出は控えることをおすすめします。
ぐったりしている、呼びかけに反応しづらい、顔色が悪いなどの様子が見られる場合は、医療機関への受診を検討してください。
2. お部屋の環境と服装を整えてあげましょう
体温の変化に合わせて、服装や掛け物を調整することが大切です
手足が冷たく感じるときは、身体を冷やさないようにあたたかくし、
ほてって汗をかいているときは、涼しくしてあげましょう。
体の表面の状態を見ながら、こまめに服装や掛け物を調整することが大切です。
汗をかいたときは、吸水性のある下着に着替えて、身体が冷えないようにすることもポイントです。
室温は大人が快適と感じる程度で問題ありません。寒すぎず、暑すぎないように心がけましょう。
3. 水分と食事のこと
熱があるときは、汗で水分が失われやすくなります。
母乳やミルク、湯冷まし、麦茶、ベビー用のイオン飲料、経口補水液などを、少しずつこまめに与えてください。
※胃腸炎のときは、嘔吐しやすい状態になっていることがあるため、母乳やミルクも少量ずつ、様子を見ながら与えるようにしましょう。
食欲がないときは、無理に食べさせる必要はありません。
嘔吐や下痢がなければ、消化にやさしいもの(おかゆ、すりおろしりんご、バナナ、ゼリーなど)を少しずつ与えるのがよいでしょう。
果物は、少量であれば冷たいままでも問題ありませんが、多く食べる場合は常温にすると安心です。
4. 熱が下がってきたときの過ごし方
一度熱が下がっても、午後から夜にかけて再び上がることがあります。
まる一日、平熱が続くまでは無理をせず、静かに過ごすようにしましょう。
解熱後も体力が十分に回復していないことが多いため、解熱後1〜2日は不要な外出を控え、自宅でゆっくり過ごすことが望ましいです。
5. お風呂について
お風呂は体力を使うため、熱が高いときやつらそうな様子があるとき、また、嘔吐・下痢・腹痛があるときは控えてください。
体調が落ち着いていて、水分がきちんと摂れているようであれば、38度前後のぬるめのお湯で、短時間シャワーを浴びる程度なら問題ありません。
汗をさっと流すことで、すっきりして気持ちよく過ごせることもあります。
さいごに
お子さんの発熱は、ご家族にとっても心配の多い時間かもしれません。
けれど、おうちでできる小さなケアは、回復を支える大きな力になります。
そして何より、お母さんやお父さんがそばで見守ってくれているという安心感は、お子さんにとっていちばんの支えになります。
お子さんの様子を見ながら、穏やかに寄り添ってあげてください。
M’s(エムズ)こどもクリニック瑞江は、東京都江戸川区の小児科で年中無休でお子さんの発熱や不機嫌に対応しています。赤ちゃんから診察可能です。
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