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熱性痙攣(けいれん)について

【痙攣(けいれん)をおこした時の対応】

 

痙攣が5分以上続く場合は、救急車を呼んで受診してください

痙攣が止まっても意識が回復しているかどうか判断できない場合や24時間以内に繰り返す場合は、入院施設のある小児科を受診してください

熱は無理に下げる必要はありませんが、本人が苦しそうなとき、眠れないときは解熱剤を使ってもかまいません

 


 

 

【熱性痙攣でよくある質問】

 

Q: 熱性痙攣がありますが、解熱剤を使用してよいですか?

 

A: 解熱剤を使用しても熱性痙攣が増えるわけではありません。逆に、解熱剤をつかっても熱性痙攣を予防することもできません

解熱剤を積極的に使う必要はありませんが、本人が頭痛や不機嫌でくるしそう、眠れないなどあれば、それも痙攣にとっては良くないことですので、使用してあげてください。

 

 

 

Q: 過去に熱性痙攣をしたことがあります。熱がでたとき、痙攣予防(ダイアップ座薬の使用)をした方がよいですか

 

A: 短いタイプの熱性痙攣は、繰り返しても将来的に発達への影響やてんかん発症はありません。ダイアップ座薬には、メリットとデメリットがありますので、医師と相談の上、予防するかどうか決めてください。

 

メリット:痙攣を予防できる可能性が高い

 

デメリット:ダイアップ座薬を使うことでぼんやりしたり、眠り続けたり、熱の時最も重要な本人の元気さの判定が難しくなります。ふらついて、転んだりしやすいため、事故に注意する必要もあります

 

 

 

Q: 熱性痙攣しましたが、予防接種は止めた方がよいですか

 

A: 予防接種はできるだけ接種すべきです。ただし、単純な熱性痙攣か判断するため、医師と相談の上、痙攣から1~3ヶ月あけて、ワクチンを再開しましょう

 


 

 

 

熱性痙攣(けいれん)は、生後6ヶ月~6歳の子どもで熱が上昇したときにおこる痙攣です

 

通常、38度以上の熱とともに強直(からだが硬くなって)間代(びくんびくんとふるえる)性の痙攣がみられます

 

5分程度で痙攣が止まり、その後意識が回復する場合を単純型熱性痙攣とよび、この痙攣で脳に障害をきたしたり、神経発達に影響がでることはありません

 

痙攣した場合は、安全な場所に移動させ、ゆっくり横にしてあげてください。刺激したり、人口呼吸や人工マッサージは逆に危険です

 

5分続くときは救急車(119番)を呼んでください

短い痙攣でも視線が合わない、普通に眠っているのとは何か違うなど意識回復がはっきりしない場合や24時間以内に複数回痙攣する場合も入院施設のある小児科を受診してください

どこに受診したらよいかわからない場合は東京消防庁救急相談センターTEL:#7119)に相談してください

 

M’s(エムズ)こどもクリニック瑞江

院長 高松昌徳