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ヘルペス性歯肉口内炎とは?強い痛み・高熱が出る子どもの口内炎に注意を

ヘルペス性歯肉口内炎の症状と家庭での対応方法

ヘルペス性歯肉口内炎は、単純ヘルペスウイルス(主に1型)に初めて感染することで起こる病気です。特に1~3歳ごろの子どもに多く見られます。
歯ぐきや口の中、のどの奥に小さな口内炎がたくさんできて強い痛みを感じ、高い熱が出ることもあります。よだれが増えたり、口を痛がって泣く様子が見られることもあります。

 

「ヘルペス」とは?

「ヘルペス」と聞くと不安になるかもしれませんが、大人でも疲れや寝不足が続くと唇のまわりに水ぶくれができる「口唇ヘルペス」はよくあります。
これは体の中にひそんでいたウイルスが再び活動することで起こります。
一方、ヘルペス性歯肉口内炎は、はじめて感染したときにだけ起こる特徴的な症状です。

 

感染のしかたと広がり方

ヘルペスウイルスは、近くにいるだけではうつりません。唾液や水ぶくれに直接触れることで感染します。
コップやスプーン、タオルの共用などで、保育園や家庭内でもうつることがあります。
症状がなくてもウイルスを持っていて、知らないうちに広がってしまうこともあります。

 

よく似た病気との違い

ヘルパンギーナも、熱と口内炎が出る夏に多い病気ですが、口の奥に水ぶくれが集中するのが特徴です。
ヘルペス性歯肉口内炎では、口の中全体に口内炎ができ、歯ぐきも赤く腫れやすいです。
初期には区別がつきにくいこともあります。

 

治るまでの流れと受診の目安

多くの場合、1週間ほどで自然に回復します。症状がつらいときは解熱剤や痛み止めを使います。
水分がまったくとれない、ぐったりしている場合は、脱水のおそれがあるため病院を受診しましょう。
必要に応じて抗ウイルス薬が使われることもあります。

 

登園・登校の目安

ウイルスは体に残りますが、熱が下がり、食事や水分がとれるようになれば登園・登校は可能です。
タオルや食器を分けて使うなど、家庭内でも感染予防に気をつけましょう。

 

大人の口唇ヘルペスについて

大人でも、ストレスや疲れがたまると唇のまわりに水ぶくれができることがあります。
これは神経にひそんでいたウイルスが、免疫の低下などをきっかけに再発するためです。
日焼けや風邪のあとに出やすい方は、日常的に体調管理や日焼け対策を心がけましょう。

 

アトピー性皮膚炎のある方へ

アトピー性皮膚炎があるお子さんは、皮膚のバリアが弱くなっているため、ヘルペスウイルスに感染すると
「カポジ水痘様発疹症(かぽじすいとうようほっしんしょう)」という重い皮膚の症状を起こすことがあります。
熱が出たり、水ぶくれや赤みが全身に広がることもあり、早めの受診が大切です。
日頃から保湿をしっかり行い、肌の調子を整えておくことが予防になります。

当院についてのご案内

M’s(エムズ)こどもクリニック瑞江は、東京都江戸川区にある年中無休の小児科です。
子どもの高熱、口内炎、不機嫌に関する診察も対応しています。

診察時間やアクセスの詳細は、当院ホームページをご確認ください。


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