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HOME お知らせ 生後2ヶ月になれば、なるべく早く5種類の予防接種をしましょう。まずヒブ、肺炎球菌、4種混合(DPT-IPV)、B型肝炎、ロタウイルスワクチンをしましょう。5種類同時に可能です。詳しくはお読みください

生後2ヶ月になれば、なるべく早く5種類の予防接種をしましょう。まずヒブ、肺炎球菌、4種混合(DPT-IPV)、B型肝炎、ロタウイルスワクチンをしましょう。5種類同時に可能です。詳しくはお読みください

生後2カ月からのワクチンは赤ちゃんにとってどれも大切なワクチンです。適切な時期に早期に接種することで赤ちゃんを感染症から予防することができます

専用時間帯での接種がゆったりしていておすすめです(特に10月から12月はインフルエンザワクチンで混み合うため)

このページでは

【1】「生後2ヶ月になれば接種すべきワクチン

【2】「ワクチンの副反応

【3】「同時接種

について説明します

 


 

【1】

 

生後2ヶ月になれば、すみやかに接種すべきワクチン

 

■定期予防接種
①【ヒブワクチン】
②【肺炎球菌ワクチン】
③【4種混合ワクチン】
B型肝炎ウイルスワクチン

【ロタウイルスワクチン】
2024年2月1日生まれ以降のお子さんは生後2ヵ月からヒブと4種混合ワクチンに代わり、5種混合ワクチン接種を予定しています(2024年4月1日以降)

 

※※ワクチン受診の際は、問診票、母子手帳ご持参をお忘れなく

 

【重要】院内での滞在時間を減らすために、前もって自宅で問診票すべて記載してお持ちください。出生時の体重は必ず記載してください

体温は自宅で計測していてもあらためてクリニックで計測します

 

※ロタウイルスワクチンの1回目に関しまして、日本小児科学会から2019年12月に接種時期が遅く開始した場合の副作用増加する可能性が高いことが指摘され、当院では1回目が生後15週0日目以降の場合原則実施いたしません。リスクに関しましては医師から説明いたしますので、接種時にご相談ください

 

ロタウイルスワクチンは生後6週から開始可能ですがクリニックに来る回数を減らすために当院では生後2か月から他のワクチンと併せて一斉に開始することをお勧めしています

 

里帰り後や転居で前のクリニックに通えなくなった場合やその他理由で1回目、2回目他院で接種の場合、2回目、3回目など途中から接種場所を変更すること可能です

 

※ロタウイルスワクチンを1回目「ロタテック」で接種した場合、2回目も「ロタテック」となります。在庫少ないため事前予約が必要になります。電話(03-6231-8388)でご連絡下さい。「ロタリックス」の場合は在庫ありますので、いつでも接種可能です

 

【2】

 

ワクチンの副反応について

 

予防接種をうけることで、気になることとして副反応があるとおもいます。とくに、初回接種に含まれる肺炎球菌ワクチンは発熱と接種部位の腫れがよくみられます

 

 

発熱の副反応はほとんどが接種日の夜間にあります。早ければ接種4時間くらいして、遅くとも翌日に発熱し、24時間以内に下がります。

熱は38~38.5度程度でることもよくあり、不機嫌を伴うことが多いです。

発熱は想定される副反応ですので、夜間に急病診療所へ必ずしも行く必要はありません。真っ赤な顔をして大きい声で泣いているようであれば、1日様子見て翌日受診で構いません。顔色が悪い場合や泣いても弱々しくうなっているような場合、嘔吐を頻回にする場合などは夜間でも受診してください

 

 

また、接種部位の腫れもよくみられます。直径3cm程度くらい腫れて熱をもつこともありますが、これも2~3日程度で改善しますので、様子見て大丈夫です。ただし、肘より下まで腫れてくるようであれば昼間に受診してください

 

【ロタウイルスワクチンの副反応について】

ロタウイルスワクチンは生ワクチン、つまり毒性をなくした生きたウイルスを投与して腸管で免疫をつくるものです。毒性は抑えられていますが、それでもウイルスを投与するため、軽いですがロタウイルス感染症と同様の下痢などを起こすことがあります。さらに、腸管の動きが活発になり、腸が腸に入り込んでしまう腸重積という合併症が10万人に1人程度あることが知られています

腸重積をおこすのは投与後1週間程度が多く、不機嫌、ぐったり、嘔吐、顔色不良などがあります。このような症状がみられたら、すぐに受診をしてください。また、腸重積の合併症は1回目の投与の月齢が高いほど多いことが知られています。そのため、1回目は生後2ヶ月になればすぐに接種することをお勧めします

 

その他
ワクチンで重篤な副反応として、ショックがあります。重篤な副反応は接種後すぐから30分以内におこすのですが、生後2ヶ月のワクチンでショックをおこすことは、極めて稀で小児科医でもほとんどの医師は遭遇したことありません。ワクチンにより、重篤な感染症が激減している状況を考えると、ワクチンを接種して免疫をつけることのほうがお子さんにとって大きなメリットがあると考えて、生後2ヶ月になればすぐワクチン接種始めることを推奨します。

 

【3】

 

同時接種について

 

日本では、2007年くらいまではワクチンを1つずつ接種するのが当たり前で、たくさんのワクチンを同時にすることはほとんどありませんでした。しかし、海外ではそれより以前から日本より多くのワクチンが導入されており、1つずつ接種では免疫の獲得が遅くなるため同時接種が基本でした。

 

日本でも2008年からヒブワクチン2010年から小児用肺炎球菌ワクチンが発売され赤ちゃんのワクチンの接種本数がかなり増えました。(このワクチンにより赤ちゃんの髄膜炎、喉頭蓋炎といった命に関わる重篤な感染症は劇的に減少しています。)

 

これらのワクチンは生後早い段階の重症感染症を予防するために必要であるため、接種可能な生後2ヶ月になればすぐ免疫をつけることが望ましいですが、1つずつ接種では大幅にスケジュールが遅くなってしまいます。当初は同時接種で副反応が増えるのではという懸念もありましたが、3~5種類のワクチンを同時に接種することにより相互反応で副作用が増えることはなく、赤ちゃんへの負担も問題無いことが海外、日本の接種経験から証明され、今では多くの小児科で同時に4~5種類のワクチンを接種しています。

 

 

当院でも、感染をできるだけ早い段階で予防する、クリニックに来る回数を減らすために同時接種をすすめています。

 

 

※同時接種に不安な方は看護師、医師にお声がけください。接種の本数を減らすことも相談させていただきます。

 

 


 

エムズこどもクリニック瑞江では生後2ヶ月の赤ちゃんが受診されても、ご家族が不安にならないように一般待合室とは完全に隔離された広い「予防接種専用待合室をご用意し、午前・午後のいろいろな時間帯での接種をおこなっています

 

また、月曜~土曜日の13:40~15:00(専用時間帯は要予約)は予防接種・乳幼児健診専用時間帯を用意し、この時間帯での接種をされる方は「一般待合室」を利用することも可能です